No.18 仲の悪い相続人に代償金なしで不動産の相続に成功(下野市)
ご相談内容
ご依頼者は下野市の女性でした。
- 被相続人:祖父(約10年前に死亡)
- 相 続 人:依頼者A(亡二男の長女)
、 B(亡長女の長女)他2人
- 遺 産:土地・建物(実家)
ご依頼は約10年前に死亡した祖父の自宅の相続でした。被相続人の死亡時には祖母が健在でそこに住んでいましたが、その祖母も数年後に亡くなり、それからずっと空き家になっているそうです。
最近になってAさんがこのご実家を継ぐことになりましたが、相続人に一人だけご協力いただけない従姉のBさんがおり、困っているとのことでした。
Aさんは、Bさんのご自宅を何度も訪問して、手続へのご協力をお願いしたそうですが、全く話し合いができず、上手くいっていない状況でした。
解決当センターが行ったこと
まず行政書士の職務権限で戸籍謄本を収集して、Bさんを含む相続人の確認作業を行いました。
次にBさんに対して、今回の相続手続を性急に進め過ぎたことを謝罪して、相続について何かご希望することがあるかをお尋ねするお手紙を、代書のうえ郵送しました。
するとBさんからAさん宛に返信があり、そこには今後もご実家を売らずに守ってほしいなど、今回の相続に協力するための諸条件が書いてありました。またその条件さえ守ってくれれば、無償で印鑑を押して下さるとのことでした。
そこで行政書士がそれらの条件を記載した遺産分割協議書を作成して、Bさんを含めて全相続人のご署名・押印をいただき、争いにすることなく、無事ご実家の名義変更を行うことができました。
コメント
今回Bさんが希望していたのは、ご実家をきちんと守ってもらうことだけでした。相続人間で感情的ないさかいがあり、意思疎通が上手くできていなかったことが、相続が進まなかった大きな原因でした。
Aさんも調停・裁判を覚悟していたところ、円満に解決することができて本当に喜んでくれました。
Aさんからの感謝の声はこちら
当センターでは、直接のお話し合いが難しい場合の遺産分割協議サポートも行っています。調停や裁判にすることなく解決したい場合は、お気軽に当センターまでご相談ください。
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